STRiDA AREAWARE修理

今回のお題はコチラ↓

areaware-strida-bike

STRiDA AREAWARE
洗練されたアーバンライフのためのポータブル移動ツールとしてストライダは他のいかなる折畳自転車とも一線を画すスタイル
 
AREAWARE(エリアウェア)とはニューヨークをベースに気鋭のデザイナー集団が発するプロダクトデザインのブランドです
 
今回はこの自転車の盲点というか弱い所をお直し
 
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折りたたみなのでダウンチューブ?を差し込む部分があるんですが、ここは色々と修理されてる方がいるようで各ブログで確認致しました
 
 
 
今回もボルトを止める部分にクラックが・・・
 
 
 
 

 

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うーん・・・

派手にいってます

アルミなのでこの肉厚ではもたないかもしれませんねぇ

溶接で直すか?

塗装が痛む・・・

 

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という事でまずは既存のプレートをカット

更に貫通ボルト用の穴を開けていきます

 

塗装を傷めない修理方法と強度も取る

 

 

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そこで新しく作製するプレートはスティールを選択!

これならアルミと違って耐久性も増します

貫通ボルトも用意!

このボルトを使ってフレームへあけた穴を利用して固定します

 

 

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この方法なら塗装も傷めず、強度も有ります

更に反対側のプレートにもクラックがあったので同じ方法で挟み込みます

 

雰囲気も変わらずしっかり固定出来ますね

 

 

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違和感なくついてますよー

 

溶接の選択も有りますが全体の仕上がりならコチラですね

更に塗装の必要が無いのがいいです

 

 

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溶接したくない、穴を開けたくない等

それぞれの直し方があると思います

なるべくご希望に沿うよう作業内容もいろいろご提案致します!

フォーク修正色々。。。

フロントフォーク修正、加工、サクラジテンシャで多い作業です。

最近行った作業を少し紹介します。

131211.1曲りの修正作業。

曲りのチェックをするのに旋盤を使います。

加工するわけではありません。

 

 

 

 

131211.2フォーククラウンが複雑に曲がってしまっていると簡単には修正できません。

プレス機を使ってフォーククラウンの曲りを修正します。

 

 

 

 

 

131211.3ホイールを取り付けてみてセンターのチェク。

フォーククラウンが曲がっているとフォークの曲りを修正してもホイールがきっちりセンターにきません。

 

 

 

 

131211.4完成!!

フォーク、クラウン、両方修正OKです。

簡単な修正であれば5000円くらいからできますが、複雑な曲り修正は1万円前後します。

 

 

 

 

 

 

131211.5これはカーボンフォークのコラムシャフトにクラックが入ってしまっています。

これの修正作業です。

カーボンの修正はかなり高額になってしまうし修正が難しいのです。

なのでスリーブを入れて補強する方法で修正します。

重量が若干上がってしまいますが強度は通常のカーボン修正するより強いかもです。

131211.6まずはコラムシャフトの内側をリーマーで綺麗にします。

内径を一定寸法にします。

 

 

 

 

 

 

 

 

131211.7旋盤でスリーブを製作します。

 

 

 

 

 

 

 

131211.8ローレット(交差している溝)を切っておきます。

カーボンに強く食い込むのと強力ボンドが浸透するためです。

 

 

 

 

 

131211.9特殊強力ボンドを塗ります。

かなり早い時間で固まってしまうので時間との勝負。

 

 

 

 

 

131211.10コラムシャフト内部に打ち込みます。

クラックが入ってしまっている部分に跨がるようにします。

 

 

 

 

 

131211.11外側のクラック部修正。

まずはクラック部をV状の谷になるようにヤスリで削ります。

そこに特殊な材料を流し込み谷を埋めます。

 

 

 

 

131211.12整えるとこんな感じに。

キレイに修正されます。

 

 

 

 

 

 

131211.13完成。

この作業で2万円となります。

高額なカーボンフォーク、これでまだまだ使えます。

 

 

 

 

 

 

 

フォークコラム延長

使いたいフォークがある。。。。

でも、コラム長が足らない。。。

さて、どうします?

131121.1コラム延長の作業依頼が入りました。

カーボンフォークにアルミコラム。。。

クロモリフォークと違って溶接で、、

というわけにはいきませんね。。。

 

 

 

 

131121.2コラムシャフト中にインローさせて繋ぐことにします。

まずはインローするパーツするを削り出します。

材質はアルミ。

 

 

 

 

131121.3これを、、、

131121.4

 

 

 

 

 

 

 

フライスでちょっとした加工を。。。

 

 

 

 

 

 

 

131121.5こんな物が出来上がりました。

なぜこんな形にしたのでしょう?

 

 

 

 

 

 

131121.6特殊なボンドを塗ってググッと圧入します。

インロー棒の一面を削ったのはこのボンドが入り込んで効くスペースを作ったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

131121.7ボンド面と逆側にネジ穴を作ります。

 

 

 

 

 

 

 

131121.8イモねじを仕込んで面を整えて完成!

 

 

 

 

 

 

 

131121.9依頼された希望の長さになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

Campagnolo Spare parts

カンパのリプレイスパーツを探していた時の事です

ふと、いつ頃までパーツがあるんだと思ったら

カンパ カタログ

この頃まであるようですね

 

当然本国の在庫状況にもよりますが

 

補修パーツが無くて諦めてた方は今一度手持ちのパーツを振り返ってみては?

 

 

 

デルタ

 

デルタもありますよ

 

この辺のパーツを使って加工も出来るので

諦めかけていたパーツを復活するには良いですね

 

ご相談下さい