フロントフォーク修正、加工、サクラジテンシャで多い作業です。
最近行った作業を少し紹介します。
曲りのチェックをするのに旋盤を使います。
加工するわけではありません。
フォーククラウンが複雑に曲がってしまっていると簡単には修正できません。
プレス機を使ってフォーククラウンの曲りを修正します。
フォーククラウンが曲がっているとフォークの曲りを修正してもホイールがきっちりセンターにきません。
フォーク、クラウン、両方修正OKです。
簡単な修正であれば5000円くらいからできますが、複雑な曲り修正は1万円前後します。
これはカーボンフォークのコラムシャフトにクラックが入ってしまっています。
これの修正作業です。
カーボンの修正はかなり高額になってしまうし修正が難しいのです。
なのでスリーブを入れて補強する方法で修正します。
重量が若干上がってしまいますが強度は通常のカーボン修正するより強いかもです。
内径を一定寸法にします。
カーボンに強く食い込むのと強力ボンドが浸透するためです。
かなり早い時間で固まってしまうので時間との勝負。
クラックが入ってしまっている部分に跨がるようにします。
まずはクラック部をV状の谷になるようにヤスリで削ります。
そこに特殊な材料を流し込み谷を埋めます。
キレイに修正されます。
この作業で2万円となります。
高額なカーボンフォーク、これでまだまだ使えます。