ヘッドチューブ拡張&コラムねじ切り

ヘッドチューブ拡張&コラムねじ切り 

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往年の名車『BRIDGESTONE RADAC

ブリジストンが1986年から発売したロードレーサータイプの自転車

アルミパイプを接合する接着剤の名前が由来のいまだにファンも多い自転車です

僕も一台持ってます(笑)

 

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そんなフレームをカーボンフォークと一緒に持ち込まれたお客様

 

ヘッドチューブはJIS規格なんですがフォークがイタリアンなんです・・・・・・

勢いで購入するとこんな事態に陥ります

 

JISのヘッドパーツに下玉押しだけイタリアンでも付くのを調べたという事でそれで取付をしたいとお悩みでした

僕も見たことあるんですが実際正確な数値が出てるわけでもなく、都市伝説的な怪しい取り付け方をしなくても、正攻法でイケます!

 

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ヘッドチューブの内径をリーミングしてイタリアンサイズへ拡張すればヘッドパーツはイタリアンですべて解決!!

ついでにフェシ-シングも行います¥4200

イタリアンへ拡張しておけばカンパなどのヘッドパーツも視野に入りますよね!

後々この選択が活きてきます!

 

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リーミングにフェーシングを終えて一皮むけたヘッドチューブ

イタリアンサイズに限らずJIS等でも組み換えや組み付け時にはリーミング&フェーシングはオススメします

特にアルミフレーム等は後々クラックの原因になります

当店へ持ち込まれるヘッドチューブのクラック修理のほとんどはこの作業が行われていないからなんです

 

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内径もしっかりイタリアンサイズへと変化を遂げたレイダック号!

こののフレームにカーボンフォークの組み合わせなんて当時は想像もつかないはず

 

と、その前に・・・

 

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とある問題が・・・

なんかねじ山が途中までしかないですよねぇ

1インチコラムには大事なところがもう一つあるんです

ヘッドパーツをスタックするためのネジ山!

ヘッドパーツを今までのモノとは違うモノへ交換したり、フォークを交換した際に発生する問題です

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最近ではねじ切りなんてやってくれるところは少ないのでは?

今回の方もブログをご覧になりお越しいただきました

ねじ切り

お任せ下さい

¥7000~

 

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この作業見た目よりハードなんです

僕の体への負担もハードですが工具への負担もかなりシビアです

材質によっては一晩かかる時もありますし、刃物一個を成仏させます・・・

しかしこの作業なくては1インチスレッドは完成しません

 

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綺麗なネジ山がかんせいです

 

美しい!!

 

更に必要ない部分をカットして舌付きワッシャー用の溝をいれていきます

 

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うーん、イイ仕上がりです

 

イタリアンのヘッドパーツが装着できるレイダックなんてオシャレですねぇ

 

どことなく大人になったような・・・

 

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20年近く前のフレームですがカーボンフォークを装着してハイブリットなビンテージフレームへと変貌を遂げましたよ!

加工や修正、修理&塗装まで、悩む前にまずはご相談を!

SAKURA CYCLE WORKS一同しっかりケアさせて頂きますよー!