今回のお題は↓
PEUGEOT EXOCET-ii
フレーム分割、スイングアーム分割等
サスペンションを利用した機構
この手の車両にみられるクラックの修理
PEUGEOT EXOCET-ii
とても気に入って入手されたらしく何とかならないかとご連絡
しかもデッドストック、どこかの倉庫に眠っていたようです
入手されてからフレームとスイングアームの接合部にクラックがあるのを発見
オークションなどの取引に多い事例でもありますね
まずは治せるかどうか・・・
ここを溶接してもクラックの原因を取り除かないとまた折れる
そこで今回はこの部分をカットして同じブラケットを製作して
ボルトオン!でいきましょうwとお話ししました
まずはせっせと削り出し
スイングアームシャフトの圧入具合はグーでトントンくらいw
いい感じですねぇ
シャフトの圧入径はいい塩梅なのであとは取付ボルト孔
下側既存孔はアルミの母材にタップでは弱いのでステンのボルトカラーが入ってますね
同じようにと思いましたが狭い場所なので逆に回りが危ない
そこで上側の新規ボルト孔へは補強のヘリサートを入れてます
この加工により今までの下側だけで締め込んでいた力を逃がして固定できます
アルミの腐食防止などの為に塗装、アルマイトを行いますが今回はポリッシュで仕上げ
メカメカしいやってある感が出ていい雰囲気です
オーナー様もとても気にって頂けました
ほぼ新車なのにたった一か所のクラックで廃車寸前だった車両ですが
これで乗れるようになりました
今回もいいお手伝いが出来て冥利に尽きます
大切に乗ってあげてください~